アメリカと金を想像するとカルフォルニアのゴールドラッシュを描く人も多いでしょう。
当時カルフォルニアを含む西部の領土がメキシコから割譲された、1848年頃に起きました。
農場の使用人がアメリカン川で砂金を見つけたことに端を発します。
金はヨーロッパで大変需要が高まり高値で取引されることから、アメリカの山師や開拓者はもとより、ヨーロッパの生活困窮者までも一攫千金を夢見て移住してきました。
ヨーロッパから労働者がいなくなってしまったと言われたほどです。
しかしこの金もヨーロッパに流入することとなりますので、あまり採掘者が手元に置くようなものではありません。
アメリカ人が純金を身に纏うという風習が息づくものではなかったのです。
ですからアメリカで好まれる金の純度もそれほど高いものではありません。
アメリカの法律では10K未満のものは金製品とは呼ばないと定められており、よく使用される銀の純度は18K、14K、10Kとなっています。
ジュエリーの一つとして身につけるのには、デザインが大切ですので、強度を持っている金でなくてはならないからです。
金買取りの場で米製のジュエリーも見られますが、14Kが使われていることも意外と多く、日本よりも14K10Kの割合が高くなります。
金買取の熟練者であれば刻印がなくともこの査定を見誤ることはありませんが、金買取を専門に扱っていない新規参入の金買取業者であれば14Kと10Kとの違いは、混ぜられている素材によっても目視では難しい物かもしれません。
近頃では金買取の利用者も増え、それだけ業者も増えましたが、信頼のおける金買取業者を選びましょう。